- 日本語を学びたい人へ
- 2026.09.10
「JLPT N2に合格しました!」うれしい知らせが届きました

「先生、N2に合格しました!」
約1週間前、そんなうれしい連絡が届きました。
今回、JLPT(日本語能力試験)N2に合格したのは、ヨーロッパに住んでいるAさんです。
Aさんには、ずっと目指している夢があります。
自分の国で、日本から来る人たちを迎え、日本の観光を案内すること。
Aさんの国では、観光ガイドとして働くために国家資格が必要で、その資格を取得するためには、日本語力の証明も必要でした。
だから、どうしてもN2を取得したい。
そして、資格のためだけではなく、将来の観光ガイドの仕事に向けて、日本語のスキルも磨きたい。
そんな思いから、Aさんは時々日本に来て、数週間から長いときには1か月ほど、私のところで日本語を学んでくれました。
観光地を題材に、日本語で案内する練習をしたこともあります。
ひらがなも読めなかったAさんが、JLPT N2へ
初めて私のところに相談に来たとき、Aさんはひらがなも読むことができませんでした。
会話はとても上手だったので、話す力からは想像できないほど、読み書き、特に漢字の読みには苦労していました。
そこで、少しずつ読みの力を伸ばすことにも取り組みました。
漢字を読めるようになること。
文章を読んで意味を理解すること。
そして、JLPT N2の問題にも向き合えるようになること。
一つひとつ積み重ねていきました。
「もう少し時間がかかる」と思っていました
約2年間、Aさんが日本語を学び続ける姿を見てきました。
会話が得意なAさんにとって、読み書き、特に漢字の読みを身につけていくことは、決して簡単なことではありませんでした。
だからこそ、今回「N2に合格しました」と聞いたとき、私は本当に驚きました。
もう少し時間がかかると思っていたからです。
それだけに、合格の知らせはとてもうれしいものでした。
Aさんご本人ももちろんとても喜んでいました。
チャレンジが、次の扉を開く
日本語教師をしていると、どうしても試験の合格という結果に目が向きます。
でも、その先には、一人ひとりの夢や目標があります。
今回のN2合格も、Aさんにとってはゴールではありません。
自分の国で日本人を迎え、日本の魅力を伝える。
その夢に向かうための、大切な一歩です。
何かにチャレンジすることが、次の扉を開くことにつながる。
今回、Aさんの日本語学習に関わり、その一歩を一緒に歩むことができたことを、私もうれしく思います。
これからも、Aさんの夢が一つずつ叶っていくことを願っています。
N2合格、本当におめでとうございます!


